人と環境にやさしい次世代のリサイクル装置
【有機物促進酸化分解装置 OHD のご案内】

OHラジカルが有する強い酸化力で、有機物を油溶性成分とセラミック粉末にリサイクル。

OHD(ハイドロ・オキシジェン・デストロイヤー)とは?

高減容再生

OHDは「OHラジカル」が有する強い酸化力を利用して、有機物をほぼ100%酸化分解します。食品残渣、プラスチック、家畜糞尿、生木、汚泥など様々な有機物の高い減容と再生が可能です。

無公害

OHDは、処理過程でダイオキシン類や塩化水素などの環境汚染物質をほとんど出しません。有機物から生成された油溶性成分やセラミック粉末は、再利用が可能な素材として、様々な分野で活用が可能です。

低コスト

OHDは、有機物の分解熱を活用した酸化分解のため、乾燥・減容再生する上で外部からの熱エネルギーの供給が不要です。 夜間の無人運転も出来るので、人件費なども大幅に削減可能になります。

OHDの特長

OHDはオゾン、紫外線、放射線等から発生する「OHラジカル」(ヒドロキシル・ラジカル)が有する「強い酸化力」を利用して、有機物をほぼ100%分解するとともに、分解ガスから「油溶性成分(低分子有機化合物)」を回収する装置です。

  • 「OHラジカル」(ヒドロキシル・ラジカル)は、オゾンよりも強い酸化力を有し(フッ素に次ぐ強力な酸化剤)、生物では分解しきれない難分解性有機化合物やダイオキシン類等の有機塩素化合物の酸化分解に有効です。

  • OHDは、このOHラジカルを利用して有機物等を酸化分解する「促進酸化処理法」(AOP法)に基づき分解が進みます。


★OHラジカルの酸化性能を利用した実用例
パナソニック:ナノイーX(空気清浄:除菌・脱臭)、シャープ:プラズマクラスター(空気清浄:除菌・脱臭)、東芝等:難分解性有害有機物含有水の排水処理など。

feature img
feature img

OHDの仕組み

OHDでは、食品系残渣(生ごみ等)、家畜糞尿、廃プラ、駆除害獣等の有機性物質の処理が可能です。

  • 酸化分解室本体の上部より投入。側面から電子照射を実施(OHラジカルの生成)。底部からの遠赤外線効果と相まって、乾燥帯、酸化分解帯を経て、有機物の酸化分解が進みます。

  • 分解した低分子有機化合物は分解油として回収され、無機質はセラミック粉末として底部から回収されます。

OHDの反応プロセス

●遠赤外線の効果
セラミックから発せられる遠赤外線は、有機物を選択的に乾燥・活性化させます。

●OHラジカルの効果
高い酸化エネルギーで、活性化された有機物(高分子)の分解鎖を切断します。

●有機物の酸化分解による発熱
有機物の酸化分解によって、反応熱が発生します。

●炉内温度で揮発する低分子量有機化合物
分解されて低分子量化された有機物は沸点が低くなり、炉内温度以下の分解物は炉外に排出されます。

●残渣無機物の効果
炉内に残るAI、Si、Ca、Kなどの無機塩は熱量を加えると遠赤外線を放射します。

feature img


OHDで処理が可能な主な有機物

野菜くず等食品残渣

食品加工残渣、生ごみ、発酵かすなど、含水率が高いものも投入可能。

廃プラスチック類

PP、PE、発泡スチロールなど、プラスチック類をそのまま投入可能。

下水汚泥

し尿・汚泥、排水処理汚泥など、含水率の高いものも投入可能。



家畜糞尿

滅菌・殺菌効果で、鶏糞、牛糞、豚糞などの家畜糞尿も投入可能。

生木・廃木材

間伐材、剪定枝等の含水率の高い生木や、建設廃材、廃木材などもそのまま投入可能。

使用済み紙おむつ

殺菌・滅菌効果で、使用済み紙おむつや、有機性医療系廃棄物も投入可能。



資料のご請求はこちら



お問合せはこちら

ご質問やお問い合わせは、こちらからお気軽にお寄せください。

feature img
画像の説明